リモートワークするにあたって便利だったウェブサービスやガジェットについてまとめる。
リモートワークを始めてからもう何年か経った。
何年かはエンジニアが1人か2人でBizが1人という環境だったのでウェブサービスやガジェットに拘らなくてもなんとかなっていた。
しかしここ1年ほど1チーム7名ほど(スクラムマスター1人、エンジニア5人、デザイナ1人)のスクラムをちゃんと回すチームで働き始めて、今まで通りにやっていたら色々困ったのでどう解決してきたかを振り返っていく。
基本的に月〜金1日あたり8時間というごく普通働き方をしている。(最初のうちは5時間程度だったけど)
月曜日〜木曜日はリモートで働いていて、金曜日だけはレトロスペクティブ(振り返り)と次週のスプリントのプランニングのために出社している。
オンラインでのコミュニケーションは基本的にSlackで、スプリントの各種セレモニーやミーティングの際はビデオチャットを繋ぐ感じ。
色んな問題が発生して都度チームの協力のもと解決していったが特に大きかったものを2つほど挙げる。
まずマイクの音質で困った。
こちらは自宅から一人で繋いでいるのに対して会社側は複数人いる。 MacBook Proの付属マイクや中途半端な品質のダイナミックマイクだと正直きつい。
あと、ホワイトボードで何か始められるとカメラの品質や光の加減、ビデオチャット用のソフトウェアの問題でマジで何も見えない。
カメラを動かしてもらったり色々やってもらったりはしたがホワイトボードを使ってリモートで会議を行うのは無理ゲーだと思ったほうが良い。
レトロスペクティブにタイムラインというものを導入していたのでここに積極的に問題点を上げたり、Slackの分報に書いたりしていた。
タイムラインで1週間を振り返った後にKePTA(Keep, Problem, Try, Action)というものを話し合いながら出すのだけれど、Problem(チームの課題)として積極的に発生した問題について挙げていた。
KeepとProblemに挙げたものについてメンバーで投票し、得票数の多かったもの2つを掘り下げてTryとActionを考えるのだが、マイクもホワイトボードの問題もチームが課題として認識してくれていて、これで解決へ向かったと思っている。
これはちゃんとしたマイクを買うことで解決した。
Yeti Proというマイクがある。
これはUSBとXLR接続が可能で、指向性・無指向性が切り替え可能、しかもコンデンサマイクという理由で導入してもらった。
ポッドキャストとか通話にダイナミックマイクが良いというのもよく見かけたりするけど、1チームに7人ほどいて、それが2チームいる場合の全体の打ち合わせとかだと多分コンデンサマイクじゃないとゲインが確保できないんじゃないかと思う。
USB接続(誰でも接続できる)という点、集音性が高く無指向性にできる点がとても役立っていて、何言ってるか全然聞こえないみたいな問題はほぼなくなった。
ただ、マイクを固定しておかないとセットアップに手間がかかったりしてミーティングの開始が数分遅れたり、他チームに貸して移動することでケーブルの接触が悪くなったりしたので1チーム1つ買ったほうがいい。
ちなみにビデオチャットのツールとしてはGoogle Hangout Meetを使っている。
色々他のサービスも試したけどこれが音質や使い勝手など一番良かった。
特に画面の共有が便利で、全員オフィスにいる時でも画面共有目的で使ったりする。
レトロスペクティブの時は全員オフィスにいるので相変わらずホワイトボード+ポストイットを利用しているが、オンラインでミーティングを行う場合はほぼ物理ホワイトボードを使わなくなった。
Miroというオンラインホワイトボードを使うことで全てが解決した。
これはめちゃくちゃよくできてて、リアルタイムに共同編集できるし、接続中のメンバーのカーソルの位置も分かるし、付箋を貼り付けることもできる、スタンプなんかもつけることができる。
テンプレートもいっぱいあるしもう完璧に近い。
値段は一人あたり10$ぐらいするけどそれに見合う価値はある。
Mac mini 2018。 メモリ換装できて持ち運び可能(MacBook Proと同じぐらい軽い)なのでディスプレイがあるならとても快適に作業できる。
毎週金曜日はMac miniとHHKB HYBRID Type-sとmagic trackpad 2を持って出社してる。
リモートワークは出社しなくていい代わりに、リモートであるが故のストレスが溜まることも多かったりするのでチームの協力を得ながら環境を良くしていくのも大事。
今回のチームではスクラムマスターがとてもしっかりしているのでレトロスペクティブをきっちりやる習慣があったけど、もしこれがなんちゃってスクラムだったら改善案を吸い上げる場さえなくてストレス溜まって辞めちゃってただろうなとか思った。
たぶんチーム開発+リモートワークを取り入れてるところで同じような問題が起こっていると思うので忘れないうちに書いておいた。
なんか思い出したらまた追記していくかも。